2020年06月05日

スマホという「釣り竿」

インスタをやっていると、いまも定期的に詐欺師からメールが届く。先日は以前に報告した「余命いくばくもない富豪外国人未亡人」から「私は余命が短いのに、どうして返事をくれないのか」と逆ギレ気味のダイレクトメールが届く。面倒臭くなって速攻ブロック。するとその数時間後、今度は「アメリカ人女性兵士」から「こんにちは」とダイレクトメールが舞い込む。

プロフィールを見ると、迷彩服を着た女性軍人の写真が3枚投稿されている。投稿時間はいずれも数時間前。「分かりやす!」と思わずツッコんで、こちらも速攻ブロックした。

「余命短い富豪未亡人」と「女性兵士」はおそらく同一人物(または同一グループ)なのだろう。詐欺師たちはスマホという「釣り竿一本」を垂らしながら、餌を替えては獲物がかかるのを気長に待っている。
posted by 山崎浩治 at 08:55| Comment(0) | コロナ時代は詐欺師に用心 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月30日

パイロットから「爆撃手」の時代へ

1943年に製作された米映画「ボンバー・ライダー」は上空7000メートルから攻撃目標に命中させる爆撃機の「爆撃手」を主人公に据えた一編。第2次世界大戦は、空からの攻撃が戦闘機から爆撃機へと変わった時代で、パイロットは爆撃手の指示に従うようになることが、この映画で描かれる。

「爆撃機の時代」は大量殺戮時代の到来でもあり、劇中には「爆撃によって罪のない女子どもを殺すのか」と爆撃手が悩むシーンがある。とはいえ、クライマックス、名古屋の市街地に爆撃に向かう指揮官は部下に「(爆撃は)アメフトと思え。試合開始!」とはっぱをかけ、戦闘をゲーム感覚にすり替えることで罪悪感を消す。「戦意高揚映画」の常套手段だ。

実際、名古屋空襲における爆撃機の編隊と、迎え撃つ日本軍戦闘機の空中戦はほとんど「スター・ウォーズ」の世界。これはこれで戦意高揚に貢献していたに違いない。
posted by 山崎浩治 at 07:57| Comment(0) | いまだから学べる「戦意高揚映画」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月29日

「戦意高揚映画」時代の終焉?

1953年のアラン・ラッド主演の英国映画「赤いベレー」は空挺兵士訓練校が舞台。ダンケルクの戦い前夜の1940年から、エル・アラメインの戦いがある1942年にかけての時代を背景にしながらも、あまり「戦意高揚映画」感がないのは英国にとって、製作当時まだ続いていた朝鮮戦争がそれほど切実なものではなかったからだろう。あるいは、アラン・ラッド主演の「スター映画」という事情もあったのかもしれない(代表作「シェーン」は同じ年に製作)。監督がテレンス・ヤングだけあって、完全に娯楽映画の体裁だ。

空挺部隊に焦点を当てているだけあって、降下の際にパラシュートが開くかどうかは物語の重要な鍵となる。マンガ「宇宙兄弟」でもパラシュートの開閉について印象的なエピソードがあった。飛行船からの落下訓練風景など興味深いシーンはいくつもあるが、この映画を見て「自分も従軍したい」と思った人はほとんどいなかったはず。「戦意高揚映画」は朝鮮戦争の終焉とともに終止符を告げたのだろう。これ以後は「戦争娯楽映画」か、「厭戦・反戦映画」が中心となっていく。
posted by 山崎浩治 at 08:24| Comment(0) | いまだから学べる「戦意高揚映画」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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